ページタイトル
マニアな管理人のマニアな独り言 - 過去ログ 2004年 08 月
[最新] - [12 月] [11 月] [10 月] [9 月] [8 月] [7 月] [6 月] [5 月] [4 月] [3 月] [2 月] [1 月]

281: 「TNG 初期ノ変」 第 3 回 (2004.08.21)

TNG の放送開始からすでに今年で 17 年。 20 年近いという時間的隔たりと番組開始時での試行錯誤もあるので、TNG 以降派が TOS を観たときと同じく、VGR 以降派が TNG の初期シーズンを観ると、「エッ!?」 と思ってしまう部分が目につくだろうし、また TNG 以降派だとしても今改めて観ると 「ウ〜ン」 と黙らざるを得ない部分が正直ある。 そういう個所を独断と偏見と気分でピックアップする不定期連載シリーズ 『TNG 初期ノ変』。 なお、TNG 初期とは第 2 シーズンまでを指す。

TNG 初期の変 第 3 回

第 1 シーズン第 3 話 『未知からの誘惑』 より 3

ウィルスに冒されて一種の酩酊状態になっているラ・フォージに、ウェスリーご自慢の “オモチャ” を披露するというシーン...

まず最初に見せてくれる引力ビーム(のちで言うトラクタービーム)を使った機械。 ハッキリ言って野暮ったい。 次に見せてくれる艦長の声を再生する機器。 正直言ってツライ。

トラクタービーム機器のほうは、なんだか “お茶道具を乗せたお盆” のようにも見えるし、小型の IC レコーダーがある昨今、音声再生機なるモノも 37 年前の TOS からの使い回しかと思うくらい古クサくて、言っちゃ悪いけど安っぽい。 24 世紀のブツじゃないですから。 残念っ!!

この後、ウェスリーはこれらのオモチャを使って、艦全体を危険に落とし入れてくれる。

270: 「TNG 初期ノ変」 第 1 回 (2004.05.16)
276: 「TNG 初期ノ変」 第 2 回 (2004.07.06)

[掲示板] [ ]

280: 西遊記とスタトレ (2004.08.14)

小学生のときの夏休みのちょうど今ごろ、テレビで 『西遊記』 というドラマをやっていた。 孫悟空役に堺正章、三蔵法師役に夏目雅子、猪八戒役に西田敏行(途中で左とん平に)、沙悟浄役に岸部シローという今から考えれば異色の配役で、比較的最近やっていた三蔵法師が牧瀬里穂とか宮沢りえじゃない古いオリジナルのヤツ。

それは再放送だったのだけど、月曜から金曜まで確か朝 10 時 30 分から 1 時間枠だったと思うけど、それが楽しみでまずは 『西遊記』 を観てから友達と遊びに行くという毎日だった。 誰かが家に遊びに来ても 「あ、ちょっと待って。 西遊記を観らんと」 と冷たくあしらっていた。 友達の一人が 「あ、コレおもしれーよな」 と結構観ているというのを知り、こんなマニアックなドラマ意外と観てる人もいるんだなと思ったり。 夏休みは午前中にあるまんがアニメのセットか仮面ライダーの再放送を観て、12 時 15 分過ぎから始まる 「あなたの知らない世界」 を観るというのが、まぁ当時の(自分の周囲の)小学生のテレビ視聴の王道だったかと思う。

新聞のテレビ欄で面白そうだと思い狙ってテレビをつけたのか、たまたまつけたテレビに映っていたのか、きっかけはもう忘れたけど、お釈迦様によって岩に閉じこめられた孫悟空を三蔵法師が助けるというシーンから覚えているので、少なくとも第 1 話の冒頭からハマって観ていたのは間違いない。

何しろ小学生のバカモノだったので、最初は三蔵法師が役柄も含めて男か女か分からなかったり(夏目雅子さんのことを知らなかった、というか亡くなったというのをワイドショーでやってたのを観た記憶がある、ような気がするというそこら辺の微妙な時代)、少し経ってから三蔵法師というのは実在していた玄奘三蔵がモデルで、これはこの人をモデルにした中国のおとぎ話だと知り、また一つお利口さんになった気になってみたり。 とにかく、アニメどころかジャンプの 『ドラゴンボール』 もまだ始まってなかった頃で、この漫画の連載が始まったとき、このドラマのおかげで 「あ〜これはあの西遊記がモデルなんだな」 と瞬間分かったくらいである。

雄大な中国を冒険して様々な敵を倒していく 1 話完結型のドラマという、今までとは毛色が違うのが珍しく、まるでコントのような 3人の掛け合いと、沙悟浄がなぜか関西弁だったりするのにもウケて、最後までそれは熱心に観た。 天竺に付いた最終回では感動で涙を浮かべるほどだった。 ゴダイゴが唄うあのオープニング・エンディング曲を聴くと、今でもこのドラマと暑かった小学生の時の夏休みを思い出す。

ちょっと昔話が長すぎた。

再放送枠だから月曜から金曜まで週 5 か毎日やってた訳で、リアルタイムのときは当然他のドラマと同じく週一でしか観られない。バカモノであるところの小学生の自分は 「こんな面白いものが毎日観られて良かったなー、どうせなら土日もやればいいのに!」 とか思ったものだ。 でも、実際に放送出来るかどうかは別として、好きなドラマをそう毎日毎日過密スケジュールで観るのはキツクないかなと今は思う。

全話数が少ない日本のドラマならばそれでもいい。 でもスタートレックなどの何年も続く海外ドラマの場合はどうだろう。 本国 7 年間 176 話のモノを、日本では普通に週一で観るとすると 3 年半から 4 年で終了する。 それを週 5 日の放送とペースアップすれば約 9 ヶ月で、週 7 日なら半年というスピードでシリーズを終える計算になる。 なんと 1 年半もあれば新スタートレック三部作 TNG, DS9, VGR をすべて観ることが出来るのだ。

「やったー毎日スタトレざんまいだ!」 となるだろうか。 それとも 「ぐえっ、それはちょっと・・・」 だろうか。 いくらファンだとしても、ちょっとそれはキツイかと思う。 スーパーチャンネルで毎年恒例の 「丸ごと何時間!」 で続けて丸ごと見る人はいないと言われているけど、連続視聴というのはそれなりに体力のいることだ。 ある意味拷問だと言えよう。

ちょっと前、我が居住区で途中で打ち切られて観ることが出来なくなった DS9 と、ついでにまだ観たことのない VGR を、ネットで知り合った人にテープにダビングしてもらい、DS9 を 3 シーズン 100 話分ほど 、VGR を 5 シーズン 110 話分ドカッとおくってもらったことがある。 嬉しさのあまり初めは 1 日に 3 話も 4 話も観ていたけど、1 週間も経たないうちに 1 日にせいぜい 2 話がいいところになり、最後には 2,3 日に 1 話だけとなってしまった。 ここら辺になるともう、スタートレックを観るのが義務のようになっていたのだ。

律儀な自分は、送ってもらった手前もあるので早く観てしまわなきゃとアセっていたのもあった。 また感想もいちいち書いてメールで送っていた。 相手は正直迷惑だったかも。 どんな楽しみでもそれが義務となると、途端に苦痛に感じるようになるものだ。

その後幸運にも DS9 は放送再開され、さらに自分のところで VGR が開始され、 1 度観てはいるハズなのに物語の詳細を覚えていなくて、その時は愕然としたエピソードが何話もあった。 つまり数を稼ぐばかりで、ほとんど内容のほうを観てなかったという訳だ。

他の人の場合はどうか知らないけど、毎日スタートレックを観続けることは自分は耐えられなかった。 ファン失格。 週に一度のお楽しみ DAY のために苦難に満ちた一週間を過ごし、次の放送日まで今週観たエピソードをじっくり反芻する。 そういう観方が特にスタートレックには一番合っているのだ。 ぜひ牛さんのように反芻していきたい。 ただ、正直たまーにハズレがあって “残念 DAY” だったり、放送自体が潰されて “虚しか DAY” になったりするのが難点だ。

西遊WEB〜西遊記のページ〜 - 西遊記の資料ページ
Monkey Heaven - 英語圏のファンサイト

#1 ある事件からさっぱりやらなくなった 『あなたの知らない世界』 に出ていた、日本心霊研究所とかなんとかの所長の新倉イワオとかいう人は、今頃どうしているんでしょう?

#2 最近はブログのほうばかり書いてこっちの独り言は滞りがち。

[掲示板] [ ]

/ about this website.
Copyright © 2000-2005 Toshitin All Rights Reserved.