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マニアな管理人のマニアな独り言 - 過去ログ 2004年 08 月
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282: 未来志向 (2004.09.27)

「もしタイムマシンが発明されたとして、未来と過去どっちに行ってみたいですか?」

最近、某サイトでそういうアンケートを見て、当然、楽天的で SF 好きでスタトレファンで未来派な自分としては、もちろん未来に行きたいほうへ投票するしか選択肢はあり得ず、約 1701 フェムト秒でそのボタンを押すが、ネットの混雑により受け付けられるまで約 3 秒も掛かってしまい残念だと思った。

アンケート結果でも未来の方が圧倒的に多く、年代間でもそれはあまり関係なく、その比率はだいたい 7 対 3 だった。 あと、女性は過去へ、男性は未来へ行くほうが多いというのは面白い発見。 やっぱり、既知の世界である 「過去」 より、まったくの未知という 「未来」 への憧れというのは男なら誰にでもあると思う。 特にスタトレファンだったら、これはもうほとんどの人が 「未来!」 と答えると思う。

ここで唐突だけど、いくつか条件を決めさせてもらいたい。

  • まず一人一回限り、現在の場所と時間から好きな時空間に旅行できる。
  • 期間は最長 1 年間。 好きな時に元の時空間に戻ることも可能。
  • 行った先の時代の専属ガイドが一人付く。 関係者だけは今回の自分の旅行のことを知っている。
  • その時代・地域の公共秩序・法律・社会道徳等に反しない限り、自分の希望を聞いてもらえる。

これだけは要求したい。 かなり自分勝手のような気もするけど。

さて、それではどのくらい先の未来が良いか。 それはもう、自分が生きている可能性のある時代よりはるか先を見たい。 未来の自分のしょーもないツラを見に行くほど自惚れてもいないし。 う〜ん・・・ 200 年から 300 年先を目標にしとこうか。

ここ最近の科学の発展を見れば、10 年とか 30 年とかいう近々未来でも十分にワクワクするだろうし、また現在との繋がりもあるので比較的そのくらいを選択する人も多いだろう。 だけど、自分の場合はそんなせせこましいことはしない。 ここはやっぱり一気に飛び越えて、そのくらい先を見てみたい。 ただ、いくら一気に飛び越えたいとは言っても、500 年や 1,000 年だとあまりにも未来過ぎて、自分の中ではなんだか現実味がない。 今さら現実味がどうのもないけど。

行ったらまずは何をするか。 最初、自分が元いた瞬間から現在までの世界(地球)の歴史を学ぶ。 この間に何が起こったか、社会にどのような変革がもたらされてきたのか。 コンピュータのようなモノはあるだろうから、それを使って科学はどのように発展し、技術はどこまで可能になったのか。 戦争・紛争もあっただろう。 そういう細かいところも含めて年表として全て見せてもらい、現在の社会の仕組みを良いところも悪いところも全て吸収し同化する。

スタトレの祖ジーン・ロッデンベリーと同じく、楽天家で未来は明るく人類は困難な問題を必ず克服できると信じて疑わないという考えの自分も、さすがに現実の地球が 200,300 年先にスタトレ世界のようなパラダイスになっているとは思えない。 でも、少なくとも今よりはまともな世界にはなっているだろう。 たぶん。 きっと。 それを丹念に辿っていき学習する。 部屋に篭ってこれだけで 1 ヶ月は楽しめるところである。 できたら脳に直接繋がる急速学習装置だかなんだかを使わず、自力でいきたいところ。

ここまで座学。 次に実際に外を歩いてみることにする。 このとき専属ガイドが一緒なので、なんの心配もいらない。 逆に言うと、一人じゃちょっと心細くて歩けない。 意外と臆病なの。

その時代の基本的な事柄は頭に入っているので、それを一つ一つ自分の目で確めて、自分の手で触れて行き、自分の頭で体験していくのだ。 例えば、普通の個人の住宅のドアでも自動ドアになっているのか? コンピュータの仕組みは? 照明はやっぱり熱エネルギーから光エネルギーに変換する以外のモノか? 経済はどうなってる? やっぱりチューブ走行帯? それとも車は空飛んでる? 天気予報の精度は? 農業はどうなってる? 森の奥で文明を拒絶して暮らしていた人達はこの時代どうなった? 等々。 知りたいことは一杯ある。 やっぱり地球共通語は英語になってるんだろうかとか。 意外にも中国語?

重箱の隅をほじくるように細かいとこからコツコツと観察していく。 それでもってありとあらゆる科学技術のようなモノの恩恵を受けて、ありとあらゆるハイテク機器のようなモノをもてあそんでいき、バールのようなモノを振り回していきたい。 あっ、その時代にバールはありますか?

また、その頃は宇宙にも余裕で行く時代だろうから、宇宙もあちこち行ってみたい。 コレが本命と言えば本命。 ワープは可能になっているんだろうか? 人類は地球以外の知的生命体を発見しているのだろうか? それとも 『3001年終局への旅』 で描かれているように、結局はどれだけ時代が進んでもワープなんてもんは出来なかったし、異星人とも出会わないで人類は孤独のまま?

「十分に発達した科学は魔法と区別がつかない」 という有名な言葉があるけど、たとえ 200 年から 300 年未来とはいっても、基本的なことは現在の科学の延長線上にあるモノだろうし、なによりもスタートレックというお手本がある者からしたら、技術一つ一つに感心はするものの、そんな衝撃を受けるほどの驚きはしないと思う。 なんにせよ、自分はすぐに適応して、その時代の人達と同じように満期まで 1 年間、楽しく過ごす自信がある。 あくまでも楽天的未来社会が前提だけども。

#1 はてなダイアリー(LCARS blog Supplemental)ばかりでこの独り言はスッカリご無沙汰になってしまった。

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