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非バックライト式キーパッド今回作るのはメインのコンソールの脇でよく見られるバックライトで照らすタイプではないパネル。
第1作目&2作目 ではアクリルパネルにボタン型を切り貼りするという作り方でしたが、今度はプリンタで印刷、それをパネルに貼り付けるというもっと簡単な方法を試してみようと思います。 これだったら誰でも作れるでしょう。 イラストレーター起動ということで、まずは Illustrator でオクダグラムを描きます。 このキーパッドの実物サイズは資料により縦横 190mm x 75mm と言う事が分かっています。
印刷出来るよう PDF ファイルを置いておきます。 まず最初にこのオクダグラムをラベル用紙にプリントアウトして、切り出したアクリル板の上に貼り付ける方法で作ります。 これだとバックライト透過型のパネルとは違い、画面上でのあの色の濃いクッキリとした特徴のあるパネルに仕上がるでしょう。 たぶん・・・。 まずは 2 種類のプリンタ用紙を用意して、それぞれ別な方法で試作品を作ってみることにします。 実験 1. ステッカー用紙で作ってみる
これは光沢ラベル用紙と耐水・耐光製のフィルムがセットされたもの。 プリントアウトした光沢ラベルの表面に保護用フィルムを貼り付けるというユニークなラベル用紙です。
今回使うのは厚さ 1mm の半透明スモークのアクリル板です。 まずはステッカー用紙のほうにプリントアウト。
次にこの上に表面保護用の透明フィルムをキレイに貼ります。 ![]() 見た目では上のプリントアウトした写真と変わりありませんが、実際は表面に透明フィルムが貼り付けらています。 これにより汚れや紫外線による劣化が防げるようになるわけです。 先にカットしたスモーク半透明のアクリル板の角丸処理をします。
拡大すると・・・
この方法の X なところ。
左が旧作、右が今回作ったモノ。 やはり表面のツヤが違う。 旧作のほうがより本物っぽいです。 第 1 作目の詳しい制作方法はこちらから!
詳しい制作方法は自作LCARSパネル第5作目からどうぞ!
拡大写真を見てもらうと分かると思いますが、ボタン以外の部分の黒いところの色が薄くて光が当たると白っぽく見えてしまいます。 結果、あまりにもまがい物過ぎる仕上がりとなったので却下。 実験 2. 透明ラベル用紙で作ってみる次に透明のラベル用紙に印刷してアクリル板の裏面から貼り付ける、という作り方を試します。
ほんとにふつーのどこにでも売ってあるやつです。 パネルの裏面からこれを貼り付けるので、鏡像印刷を設定します。
ラベル用紙もカットしてます。 表面の質感はアクリルパネル面のほうが断然いい。 当たり前ですが、逆に透過光がないとほとんど見えません。 液晶ディスプレイの透過光を利用してみました。 左側のは実験 1.で作ったものです。
やはりアクリル板表面仕上げのほうがホンモノという結論です。 今回はバックライト透過パネルを作るのが目的ではないので、これはこれで次作への布石とでもしておきましょう。 さて、以上を踏まえて、いよいよ本番です。 キーパッドの製作始める前に再確認。
さて、ここ本番で作るパネルの構造ですが、まず光沢紙にオクダグラムを印刷し、色つきのアクリル板にそれを貼り付け、表面を透明アクリル板で覆うという 3 層になります。
先っちょが曲がっているヤスリです。 これで角丸の部分をうまく削れないだろうかと 1 本購入してみました。
なかなか良いツールです。 さて、背面用のアクリル板をカットします。
透明アクリル板を重ねるときは表面の細かいゴミに注意! しっかり重なった状態で接着剤を盛らないと隙間に入って固まって、あとで見苦しくなるので注意すべし。 ちなみに、これは出し過ぎの状態。
左から表面用透明アクリル板、オクダグラムを印刷した光沢紙、背面用乳白アクリル板です。 完成品
最後に今回の制作に使った部材と費用と期間。
合計 2,053 円 + α 構想 3 ヶ月、製作期間 約 2 週間。 |
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